今回は、原生植物についてお話しましょう。
原生植物は、人間がハワイに訪れる以前に生息していた植物を意味します。原生植物は、風、海、翼の輸入の三つの方法によってもたらされました。
- 風:種や胞子がジェット気流に乗って地球の半分以上飛来
- 海:種が海流に乗って漂流
- 翼:鳥が海を渡ったときに種が運ばれた。種は鳥の胃袋の中にあったか、体に付着し上陸
原生植物には二種類に分類されます。
人間が入植する以前に存在したインディジニアスプラント(indigenous plants)。これらはハワイやその他の国でも見られます。ビーチナウパカなどがインディジニアスプラントの例として挙げられます。
もうひとつは、インディジニアスプランとが長い年月をかけ、ハワイの環境によりよく適応し変化した植物です。この過程は適応放散(adaptive radiation)として知られています。これらをエンデミックプラント(Endemic plants)といいます。これらはハワイにしか生息していないハワイ固有の植物です。ハワイ州の花であるハイビスカス種のマオハウヘレ(Ma’o Hau Hele)はエンデミックプラントの例として挙げられます。
次回ハイキングに行かれる際にはワイの原生植物に目を傾けてみましょう。新しい発見があってハイキングがもっとたのしくなること間違いなし。
参考:
ハワイ大学のページ: http://www.botany.hawaii.edu/faculty/carr/natives.htm
ハワイの鳥に関する活動を行っているNGOハワイワイルドライフセンターのページ:http://www.hawaiiwildlifecenter.org/native-species.html