パインアップル
甘くて少し酸味のあるパイナップルは、筆者の好物でもあります。日本にいたときはよく缶詰のパイナップルを食べていましたが、ここハワイに来てからは取れた手のパイナップルを口にすることが多くなり、とても身近な果物となりました。今回はハワイ・オアフ島で名物パイナップルについて話してみようと思います。
外側は松かさのような形をしていて硬くい、中身は甘くアップルのような味がすることからパインアップルと名づけられました。南アフリカが原産でコロンバスが新世界からのエキゾティックな貢物としてヨーロッパに持ち帰りました。その後、ニューイングランドの船乗りたちが持ちかえったりました。新鮮なパインアップルをポーチに飾ることは客人を歓迎する意味を持つようになったそうです。
アメリカの宴会でパイナップルを出すことは豪華で最高のおもてなしとされました。ジョージワシントン大統領も自邸のバーモントマウンテンにあるグリーンハウスでパイナップルを育ていたほど当時は珍しく豪華なものでした。
パインアップルですが、いつ誰が始めにハワイに持ち込んだのかは明らかになっていません。1800年代初頭に、スペインの冒険家であり、後にキングカメハメハの相談役となったフランシスコ・デ・パウラは、パインアップル栽培に成功しました。
船乗りのキャプテン・ジョーン・キッドウェルは、始めにパインアップルをハワイの産業にしようとした起業家です。彼は1800年代に様々な種のパインアップルを輸入し、商業用に栽培できる種類を研究しましたが、事業を拡大するまでにはいたらなかった。 その後、ジェームズ・ドルモンド・ドールがハワイに移民し、パインアップルの事業に着手しました。彼は事業を拡大し、パインアップル栽培をハワイの一産業しました。そして、エキゾティクで珍しかったパインアップルをアメリカの一般家庭で手軽に食べられる果物にしました。
次回は、ドールプランテーションについてお話します。